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健康運動指導士とはどんな仕事?資格は必要?

掲載日:2018/10/28

健康運動指導士とは、厚生労働省所管の財団法人健康・体力づくり事業財団の認定資格で、全国では約18,000人の健康運動指導士がスポーツクラブ、病院、介護施設などで働いています。

それでは、健康運動指導士は実際にどのような仕事を日々行っているのでしょうか?

今回は健康運動指導士の仕事内容について、みなさんにご紹介させていただきます。

 

運動を通して健康をサポートするスペシャリスト

健康運動指導士をひとことで説明すると「個人個人の健康を運動面からサポートする為のスペシャリスト」です。

具体的には、国から生活習慣病や健康問題など様々な問題と対策方針を出しているのですが、その問題を各個人の健康状態や安全面の配慮をしながら作成した運動カリキュラムを通し、運動面から問題解決していく仕事が健康運動指導士です。

 

健康運動指導士と健康運動実践指導者の違いは?

健康運動指導士とは別に健康運動実践指導者という資格もあります。類似資格ですが、健康運動指導士と健康運動実践指導者の違いは、運動カリキュラム作成後の担当パートにあります。健康運動指導士は、運動カリキュラムの作成から実践指導まで総合的に行います。

一方の健康運動実践指導者は、実践指導に対して高い運動機能が必要となる実際の場面で運動カリキュラムに沿った実践指導を行います。

 

健康運動指導士の資格取得方法は?

健康運動指導士の資格取得方法は大きく分けて二通りです。ひとつは、受験資格を満たすための講習を受講して認定試験に合格する方法です。もうひとつは、健康運動指導士養成校を卒業して認定試験に合格する方法です。どちらの方法も認定試験に合格する必要があります。

認定試験は、年2回開催されており、前期3月・後期8月~9月です。認定試験の難易度は、合格率約50%と標準的です。

資格取得後は様々な道が開かれます。その多くはフィットネスクラブが約40%、病院などの施設関連が約30%となっていますので、このような職場を希望の方は取得して損はない資格と言えるでしょう。

 

健康運動指導士の資格取得後のメリット

健康運動指導士の資格は様々な分野で活躍できる可能性があります。その中でも栄養士や管理栄養士の資格とはとても相性の良い資格でしょう。

栄養士は主に患者さんやアスリート達の健康管理を栄養面からサポートする仕事内容ですが、健康運動指導士を資格取得することで、栄養面だけからではなく運動面からも指導でき、更にその運動カリキュラムに沿ってどのような栄養管理をするべきかまで、健康に関する幅広いアドバイスができます。まさに健康のスペシャリストですね。

 

まとめ

いつまでも健康であり続けたいというのは誰もが望む事でしょう。しかし、健康を維持するためには正しい知識と計画、実践が必要です。

今回は、健康を維持したいと願う人には欠かせない専門職「健康運動指導士」について、ご紹介させていただきました。

少しでも興味がある方は資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 
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